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航空機遅延費用(定額払型/実損払型)のセットに悩んだら

 台風や大雪などの自然災害によって航空機が欠航・運休するニュースを日ごろ見聞きすることが多いですが、心配はしつつも海外旅行保険に加入する場面では航空機遅延・欠航に対する補償を付けるか迷ってしまうという経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?テレビやインターネットでは、ニュース1件ごとの印象がどうしても強くなってしまい、気象情報に関する客観的な統計データを見る機会もあまりないと思います。そこで、このページでは、気象庁が発表している各種気象データを基に月別の台風上陸数および平均降雪日数、弊社「t@bihoたびほ」の航空機遅延費用(定額払型/実損払型)で保険金をお支払いした件数を分かりやすくグラフにまとめました。補償選びのお役立ち情報として是非ご活用ください。

台風は8月・9月、降雪は1月・2月に多い

 気象庁の統計データでは、1990年~2017年までの期間で台風の上陸数が最も多いのは「9月」。日本に上陸する台風は、早い時期では海水の温度が高くなる2月頃から太平洋で発生し、日本に接近および上陸するピークは例年8月・9月、10月に入ると発生件数も落ち着いてきます。航空機は横・後方から強い風を受けると離陸・着陸時に不安定になり、主翼やエンジン部分を地面に衝突させてしまう危険が伴うことから、天候が回復するまでの出発見合わせや欠航につながります。

■台風上陸件数(1990年~2017年の月別平均)

日本の月別台風上陸件数

※出典:気象庁統計資料「台風の上陸数」1990年~2017年


 次に、気象庁の統計データから東京と大阪の1990年~2017年の月別の降雪日数を調べてみました。

■東京23区・大阪市の降雪日数(1990年~2017年の月別平均)

東京・大阪の月別降雪平均日数

※出典:気象庁統計資料「観測地点・月別雪日数」1990年~2017年


滑走路に雪が積もってしまった場合、除雪後に安全が確認できるまでは離着陸できませんので、結果として大幅な出発遅延や欠航につながります。また、積雪量は多くない場合でも、吹雪によって視界が悪くなることで欠航や大幅な遅延になることもあります。


航空機遅延費用(定額払型/実損払型)の保険金支払いの月別推移

■航空機遅延費用(定額払型/実損払型)の保険金支払い件数(月別平均)

日本の月別台風上陸件数

※2013年度~2017年度「t@bihoたびほ」実績(実数値は非公開)


 保険金のお支払い件数の推移からも、台風や降雪の時期に合わせて増加しているのが明らかに読み取れます。特に旅行方面がヨーロッパや中南米・アフリカなどで、乗り継ぎがある場合や長時間のフライトになる場合は、現地滞在時の天気や帰国時の日本の天気も不明確になりますので、万が一に備えて航空機遅延費用(定額払型/実損払型)をセットしておくのが安心です。また、ペット(犬・猫)をペットホテル等の宿泊施設に預けて旅行される場合には、「ペット預入延長(日額)」のオプションも是非ご検討ください。


油断は禁物!天候以外でも航空機の遅延・欠航は発生

悪天候以外で航空機が遅延・欠航する主な理由

  • 整備作業
  • 機材繰り

 エンジン等の機器類に不具合が発見されて急きょ整備を行う場合や、機材繰りによっても大幅な遅延が発生する原因になります。
 「機材繰り」とは、「使用する機材(航空機)の到着遅れによる遅延」のこと。例えば、搭乗予定の航空機が「ホノルル→成田→シンガポール」の順番で運行する場合、出発地のホノルルで遅延した場合は玉突きで成田での出発時刻も遅れることになります。事前に航空会社のホームページや空港カウンターで運行状況をご確認のうえ、大幅に遅延が判明している場合には振替便の有無を航空会社に確認しましょう。


  • 航空機が欠航や遅延する要因は、天候や機材繰り以外にも想定外のさまざまなケースがあり得ますので、航空機遅延費用(定額払型/実損払型)をセットすることをおすすめします。

  • ペット(犬・猫)をペットホテルに預ける場合は、「ペット預入延長(日額)」のオプションを検討